ちかまブログ

Twitterに書ききれない事を書きます。

【紹介】ダイヤモンドの功罪

 僕と大谷翔平は同じ1994年生まれの同い年です。

 3月のWBC開催中には彼の名前を聞かない日は無かったし、仕事中でも野球好きの人に「僕同い年なんですよw」とネタを擦っていました。それで話を振れるくらいには名実ともに持っている選手。

 生まれ年しか共通項しかなく野球は全然触れていなかったのですが仮に自分が本気で野球に取り組んでいたら? とふと思う事があります。

 

 そんな気持ちを読みながら思い出したのが本日1巻販売の「ダイヤモンドの功罪」(平井大橋・集英社)。天性のスポーツの才能に恵まれた小学生の主人公が周囲を気にせず"楽しめる"スポーツを探し、弱小野球チームに入る所から話が始まります。

 

 タイトルから不穏な気配は感じますが、全くもってその通り。公式の3分のPVを見るとおおよその雰囲気は掴めるかと思います。

 

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 スポーツ漫画は如何に主人公及び主人公チームが勝ち上がるかが軸に置かれて話が展開されますが、この作品では天才とその周囲の両者の視点が突き刺さります。天才はただ楽しみたいだけなのに、周囲は才能を弄ぶ天才にキャリアを見据えた将来性や苛立ちを感じます。この両者のギャップが1巻ではひたすら続くのですが、過酷な状況下に置かれてしまった主人公がどのような決断をするのかが非常に気になります。

 

 スポーツ漫画では『アイシールド21』が特に好きなのですが、進に凡人でも一流になりたいと想いを吐露した桜庭や、敗退が決まりヒル魔に違いを問う葉柱が非常に印象的でした。そのような場面も『ダイヤモンドの功罪』を読んでいると思い出されました。毛色は異なるけど、そのシーンでグッと来た人には恐らく刺さるであろう作品だと思います。

 

 現在18話まで公開されており、2巻は1か月後に発売されます。『MAJOR』のように中学、高校と成長していくかも気になりますね。久々に続きが気になる漫画が増えました。

 

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