ちかまブログ

Twitterに書ききれない事を書きます。

シンエヴァンゲリオン劇場版 所感

 久々のブログ更新。書きたいネタはちょっとずつ貯めています。本当ですよ!

 エヴァンゲリオンの完結作が公開されたので観たのですが、想定していたより非常に面白かったので簡単に所感や感想をまとめます。エヴァンゲリオンを勧めてくれた父親と一緒に見たいなと思ったのでその為の自分用メモの意味合いが強め。ネタバレ全開で真面目な考察は無いです。筋違いな事を書いていたら申し訳ないです。

  あと、もし新劇エヴァ未見の方がいましたらオススメです。

 TVや旧劇も見ておくと尚良いのですが、新劇だけ通して見ても面白いと思う程にはシンエヴァのエンタメ性が高い。置いてけぼりを食らうと感じる所もあるかもしれませんが、自分もここどういうこと?って思う所出てくるので大丈夫です。

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 アスカは来場者特典、人類ごはん計画と書かれているカードは数年前送られた実家からの荷物に入ってた丸美屋エヴァふりかけのおまけ。なんで?

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 裏は綾波

 

 それでは以下ネタバレ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・成長したトウジ、ケンスケ、委員長良い~!! 時代が進んで大人びた成長をするキャラの描写が好きなので嬉しい。

 

・そもそもQでシンジがトウジのシャツを着たり、「エヴァにだけは乗らんといてくださいよ(怒)」とサクラに言われるもんだから、トウジは新劇でも死亡してしまうと思いきっていた……。それはそれとして、Qのトウジのシャツは何だったんだろう?

 

・第3村での綾波の成長?物語ににっこり。おばさん達の中でも馴染んでいて「この世界に片隅に」を髣髴とさせる。プラグスーツの真空密着性が田植えに適していた。赤ん坊や猫に心を開いていた綾波、そんな彼女の続きをもっと見たかったな~

 

・ペンペンが増えていた。生態系のピンチ。

 

・シンジがアスカに配給品を無理やり食べさせられるシーンでいきなり3Dアニメになって戸惑った。ヴァルヴレイヴじゃん。シンジvsゲンドウの露骨?な3Dアニメは、ジオラマの設置されているからそういう演出なのかなと。でもシンジの食事シーン(物理)の3Dアニメの意図は何かあったのかな?

 

・配給品の事をレーションって言ってて気になって調べたけど、住民よりどちらかというと軍隊や兵士向けの配給品の事を指すらしい。2000キロカロリーあるカロリーメイトで草って思ってたら実際のレーションは1日分の食事を賄えるぐらいのカロリー量なのか。それでもカロリーメイト状の食品で2000キロカロリー賄えるのはディストピアらしさを感じる。

 

ASCII.jp:米軍レーションは1250kcalの高カロリー! ディナーのような豪華さです

 

・加持ジュニアには流石に驚いた。名前が同じなのはどういう思いだったんだろうミサトさん(恐らくサードインパクト後に生まれた) 14歳なら破時点で妊娠? Q,シンの世界観を隠す為に作中ではあまり明らかには出来ないが。後半はシンジとゲンドウの碇親子の関係性に焦点が当てられるが、ミサトの出撃前に見た写真及び決死の突撃では対照的にもうひとつの親子が浮き掘りになっている。シンエヴァはゲンドウが裏主人公でもある事を思うと、シンジと加持ジュニアはどちらも両親が他界してしまう。また、ゲンドウもミサトも息子に向き合えていなかった事も共通点だろう。

 

・ゲンドウ、レーザーマンじゃん……。

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 ガッツリラスボスとして活躍したゲンドウ。父と息子の展開だけでも熱い。

 そしてゲンドウについて深掘りがされましたね。他者を断絶し孤独を好んでいたが、ユイと死別して初めて孤独に苦しむゲンドウが非常に印象的。ゲンドウの回想はもう一回見直したいな。

 最終的にはシンジに諭されるゲンドウ。ゲンドウの検索サジェストにはクズとか出てくるけど、シンジも父を諭せる程には成長していた。物語全編通して、すぐに解決出来ない問題を抱えていた親子がいたのですね

 

・アスカ(式波)ってコピーだったのね! 新劇で名前が変わったのはそういう事か

 

・アスカとマリの共闘や掛け合いがめっちゃ好き

 

・クライマックスで旧劇のラストを思い出させるような海にシンジとアスカが並ぶ。アスカのプラグスーツが伝線のような切れ方をしてこうはならんやろと思ったんだけど、恐らくアスカがエヴァの呪縛(って結局詳しい説明はされていない?)から解放され体が成長したか、成長の示唆の表現ですね。ラストシーンを見てハッとなった。確かにただのプラグスーツの損壊なら千切れているというよりボロボロになっていそうだ。このシーンは旧劇を見ておいて比較が出来たので良かったな~と思いました。アスカの登場がここで最後であり、成長したアスカだったのかしっかり確認出来なかったのは心残り。

 

・シンジはマリと親密(どのぐらいの関係性なのかは分からないが)になりエンディング。シンジ=庵野監督説は以前からあったけど、ラストシーンの駅が監督の地元であり、新劇作成時に監督が結婚した事からマリ=奥様である安野モヨコ先生 説が裏付けられますね。新劇の新キャラでエヴァパイロットとしてはビーストモードの発動など十二分に目立っていたけど、ストーリーでの役割は不明のままだったが、なるほどな~

 マリ=島本和彦説もあるけど、やはり新劇における追加キャラクターという面で先述の説を個人的には推したい。

 

・神木くんいい役だった。あと、独立おめでとうございます。

 

カップリングの話というより関係性の話なんだけど、皆誰かと生きて行こうとしていたのはエヴァの完結・パイロットらの成長を感じた。ケンスケとアスカは驚いたけど。

 

・自分の中のエヴァンゲリオンの主要キャラって、制服やプラグスーツを着ているイメージが強くて、エヴァ(機体・作品そのもの)が終わりキャラが成長した姿を見ると「エヴァ、終わっちまったな……」とノスタルジックな情緒に襲われてしまい、帰りの車中では宇多田ヒカルの主題歌をリピートしていた。

 

・ここまで”完結”を示してくれる作品も中々無いと思う。そんな貴重な体験を、長い長いエヴァンゲリオンシリーズを通してシンエヴァが与えてくれた。自分は新劇開始時にエヴァを知って一気に旧劇まで見たんだけど、リアルタイムでTVシリーズから追っていた人にとっては良い"完結"なんだろうなと思います。

 

 

 劇場で見て熱が冷める前に、所感を書き殴ってみました。

 久々の個人ブログで煩雑になってしまいましたが、お読み頂きありがとうございます。

 

 最後に、庵野秀明特集がプロフェッショナルで報じられるそうですよ。

 宇都新川駅でのロケもあるので、かなり楽しみ。

 

庵野秀明スペシャル! 3/22(月)「プロフェッショナル 仕事の流儀」 | NHKアニメワールド